運行管理者試験対策ゼミ(貨物)開催のお知らせ

※現在は、運行管理者試験対策ゼミは行っておりません

みなさん、こんにちは。12月に入り、気忙しい季節となりました。

物流も活性化する月といえるでしょうか?12月だから特別ということもないのでしょうが、普段に比べてすることも、考えることも多い月となりますね。

急に冷え込んだり、気温の変化も多い月でもありますので、今月も安全運転に心がけましょう。

また、急ぐ気持ちが物損事故などに繋がるケースも発生します。

どうか気持ちには余裕を持たれてくださいね。たとえ小さな事故でも起こすと、かえってややこしい手続きとなってしまいます。これは避けたほうが、ご自身、会社、荷主さんのため。どうか、くれぐれもお気をつけて。

 

さて、恒例となってきました来年度の「運行管理者試験対策セミナー」をご案内いたします。

まず、受験要件は、NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)主催の基礎講習3日間を各自、受講くださいませ。または、実務経験1年の要件が必要となります。

運行管理者試験のお申込みも、各自でお済ませくださいませ。

当事務所での、セミナーは、2日間セットを基本としております。

(1)1月29日&2月5日 午前10時30分から午後16時

(2)2月12日&2月19日 午前10時30分から午後16時

場所:エルシー行政書士事務所内

申込み方法:本サイトからメール又は、お電話ください。先着順とさせていただきます。

①当セミナーのメリット

(1)少数制(1クール3~4名)のため、集中力が持続できる。不明な点がその場で質問できる。

(2)極力、各自の勉強スタイルに合わせて学習することができる。

(3)予習は、不要。復習は、しっかりと。

(4)セミナー後もアフターフォローあり。(試験までメール相談等可能)

(5)モチベーションアップ

 

②費用

今回は、2回セットで、1万円(税込み)

この費用には、

市販の指定テキスト代(2,000円相当)

オリジナルレジュメが付いています。

また、各最終日にはマークシートの予行練習を兼ねて、模擬も行います。

 

③運行管理者を受験するメリット

勤務会社にてスキルをアップすることができる。

運送会社に就職をお考えの方。(他者と差別化できる)

運送に関わる法律を修得することができる。

会社内のGマーク取得に理解ができ、大きく貢献することができる。

会社内の法令遵守(コンプライアンス)を理解することができる。

 

来年早々から、3月の試験合格を目指して一緒に頑張ってみませんか?

当セミナーから一発合格者もでております。

次は、あなたの番です!!

変化

みなさん、こんにちは。11月も上旬というのに生暑い気候の大阪です。

数十年前の11月は、寒波が到来し大雪が降っていたことがあったようです。

まだこれから寒くなっていくのかもしれませんね。冬仕度は御早めにお済ませください。

そして、季節はずれの風邪には十分にお気をつけて、お過ごしくださいね。

 

今日は、「変化」というメッセージでなぜか記事を書きたくなりました(汗)

今年の世界的な天災は想像を絶するものであり、今までの価値観を覆すような規模となっています。

少なからず、物流業界のみなさまにも影響があることでしょう。

テコ入れをびくともしない円高。

不景気や増税の影。

えたいのしれない不安感が日常溢れているように感じます。

経済も、世の中も情勢が変化しているのです。

 

経営者のみなさまにとっては、来年の指針を読まれるこの時期、頭を悩まされているのではないでしょうか?

お一人で、ああでもない、こうでもないと考えていてもなかなか答えはでません。

そうですね。ここは一旦、変化に対して柔らかくなってみてはいかがでしょうか?

まずは、断捨離戦術です。

あなたにとって、今、必要なことに的を絞り、今年、いらなかったものを大幅に捨ててしまう。

社内の清掃に関わるかもしれません。

営業戦術に関わるかもしれません。

お客に関わることかもしれません。

あるいは、経費に関わるかもしれません。

気持ちが動かないことや物をリセットされてはいかがでしょうか?

 

そのうえで、ご必要な・・・

①許認可

②運送に関わる資格

③守りたい不動産・事業再生

などというキーワードが出てこられましたら、まずはお電話くださいね。

親切・丁寧・迅速に対応いたしますよ。

水のごとく、変化に対応する。

このようなスタイルもどこかで必要かもしれませんね。

負けないで

こんにちは、今日はお天気の良い大阪です。

先日、とある方とお話をする機会がありました。

宮城県で被災し、大阪に避難され中小企業さんの支援を受けて働いていらっしゃる方でした。

職業訓練で、一生懸命営業の勉強をされているそうです。

大震災前は、コックさんをされていたそうです。

ところが、福島第一原発による放射能の影響で、従来からの職は断念せざるをえなかったそうです。

ご親族も津波の被害で亡くなられたとのこと。

それでも今、大阪で頑張られている。しかも、明るく、ハキハキと応対されています。

夢というか、抱負をお伺いしてみると・・・

いつの日か、宮城県に戻って物流の仕事がしたい、とおっしゃいました。

だって、物流は生活を営むための毛細血管みたいなものだから、遣り甲斐があると。

 

物流ですって。私がこの方にできることはたくさんあります。

私は、本当にこのような方を応援したいと思っています。

地震の規模こそは東北大震災より小さかったけど、阪神大震災を経験しております。

私はこのとき、楽しく、一生懸命働いていた物流の職からリストラされました。

交通手段が分断されたため、自宅からストレートに職場まで通えなくなり、また当時、神戸港の仕事が一時的に激減したのです。

その日から紆余曲折・・・

波乱万丈な経験があって、今に続いています。ですから私は、ご縁のある方には最短距離で目標に向かってほしいという思いが強いのです。

 

苦労話を聞いてほしい。

物流の将来についてこんなことを考えているけど、どう思うか?

物流の資格をとったほうが良いのか?

物流には、どのようなジャンルがあるのか?

自分は、物流のどの方向に適性があるのか?

喜んで、ご協力させていただきます。どうぞ、躊躇なくアポイント下さり、私に会いに来てくださいね。

 

話は変わって、最近の経済情勢で思うこと。

タイの洪水被害は、マスコミで報道されている以上に深刻なものとなっています。

日本企業の多い工場地域において、この火曜日ごろ避難命令が出されました。

工場の防水対策を超えた被害のようです。

二階に在庫品を上げるのが精一杯であった、と聞きました。

 

タイの雨期は10月いっぱいと言われておりますが、既に国土の4分の1が浸水し、

悪いことにお米を生産する水田の多くが壊滅状態ではないか、と言われております。

このようなニュースを耳にしますと、どうしても頭をよぎるのが物流に対する影響です。

物流業界にとって、非常に厳しい局面を迎えているような気がしてなりません。

従来のスタイルではもはや、やっていけない。

物量自体が減ってくることが予想されます。月の経費は減らせるところまで減らしているはずです。

新しい顧客や市場を開拓しなければなりません。

しかし営業マンを新規雇用し、教育している時間も限られてきます。

このような環境のなか、コツコツ、営業マン雇用形態ではなく、自社のことを外部に発信する努力を始められた会社さんもでてきました。

きっと、自分たちで発信プランを考え抜かれたことでしょう。

すぐに結果がでなくても、踏み出した一歩が大きく、努力が報われますように・・・

負けないで、戦いぬいて・・・と内心応援しております。

それでも、資金繰り・銀行交渉などでお悩みの物流事業社さま向けに当事務所では、事業再生のご相談にも応じております。

急に料金が発生することはございません。

まずは、アクション。ここだけ背中を押します。ご安心されてお電話をくださいね。

運行管理者一発合格者がでました!

当事務所のセミナーを受講され、運行管理者試験に挑まれた方から喜びのご報告を受けております。

今回は、基礎的な観点から忠実に、受験対策をされた方が合格への近道であったと思われます。

それでも実務での問題は、受験生を悩ませる要素が多かったように思います。

今年の猛暑のなか、大勢の受験生に圧倒されながら戦われたことでしょう。

ご努力・熱意・勇気に敬意を表したいと思います。

 

運行管理者の受験資格を得るためには、実務経験1年要件がない方は、自動車事故対策センターが実施する基礎講習を受講する必要があります。

そろそろ今年後期の募集も始まりますので、チェックも行っておいてくださいませ。

最近は、すぐに定員に達し、講習日程間際での受講が困難となっているようです。

通関業開業のご相談

こんにちは~今日は、3連休の中日。ここ大阪では連休中とても良いお天気に恵まれております。

たまには、秋の行楽などされてみるのも良い機会ですね。

当事務所では、残務処理・・・に絶好な機会となっております(汗)

 

さて、タイトルのお話を・・・

うちのメイン業務のひとつに、通関業開業支援がございます。

通関業をいきなり取ってみたい、と思われるお客さまは今までのお問い合わせでほとんどありません。

みなさま、何らかの業務を既に行われていて、その延長上でご検討に入られます。

 

ちょっと余談ですが、当事務所には、既に開業されている立派な老舗通関会社さまからもご相談がございます。

契約書の作成依頼や、法律についてなどです。通関業を営むことは、法令遵守をきちんとされ、国内法にも精通されている必要があります。ちょっと役所や専門家に聞いてみたいが、自社の名前を出すのが抵抗がある。法律の解釈判断について迷いがあるが、自社内で解決できない。そのようなお困りごとにも対応しております。

 

実際、通関業を営むとなかなか他人に聞けないようなことが多く存在します。

他人の依頼を受けて、業として通関業務を営むことが通関業です。

通関業務だけではなく、関連業務にも直ちに関わってきます。

実際、現在営まれている業務の延長上に通関業を設置してよいのか、どうか?

さまざまな角度から検討をする必要があります。

短期間で軌道にのせられるには、それなりの仕組み作りをしっかりと練られることをお勧めいたします。

ハードとソフト両面からの対策が必要です。

 

当事務所の特徴として、まず通関業開業についての初回のご相談は無料(遠方は交通費をいただいております)でお伺いいたします。

機が熟されているのか?判断させていただきます。無理やり、許認可の打診はいたしません。

メリット、デメリットを貴社の現状に合わせてアドバイスいたします。

今、開業してお困りになるよりは、しっかり対策を立てられてまた、ご相談くださればよいことだと考えています。

また、通関業許可後のコンサルタントにも対応可能です。

通関士、国際複合輸送士などの資格も有しております。

ご安心して、お問合せいただけますよ。

ご連絡をお待ちしております♪

物流会社独立開業支援

こんにちは~♪随分、ご無沙汰しております。

すっかり秋らしくなってまいりましたが、お変わりありませんか?

今日は、物流会社の独立開業について書いてみたいと思います。

現在、物流業界を取り巻く環境は非常に厳しいものとなっております。

・先の見えない円高

・燃料費の高騰

・続く巨大天災による景気の低迷

・ヨーロッパのデフォルトの危機

・アメリカのウォール街を発端とする大規模デモ

・放射能汚染による影響

・中国からの輸入についての関税の適応

ざっと考えただけでもこれだけの要因が思いつきます。会社の維持費も変わらず、荷主からいただける料金も変わらないのに。

どう考えても貨物の量は減ることはあっても増えてはおりません。

 

このような事態が長期化していると、どうしても会社の内情がおかしいと感じ始めます。

・違法性があるのではないか?

・会社のトップの行動に違和感を覚える。

自分たちは、こんなに辛抱して頑張っているのに・・・

 

とても、残念なことです。もはや、昔ながらの慣習が通用いたしません。

なぜなら、ひたむきに汗を流されている方と、トップ(会社)との間に大きな隔たりが生じているからです。

時代が変わってしまったのです。

このような方に向けて、私ができることはたくさんあります。

なぜなら、物流業界での経験が長く、多くの分野の現場を見てきたからです。

多くの分野の現場で、そこで頑張る人と多くの話をしてきたからです。

そして、それは今も錆びてはおりません。

だから、あなたの気持ちがよくわかります。物流会社の状況がよくわかります。

 

もしも、あなたが独立開業で悩まれているなら、一番に私にお電話ください。

できれば、会いに来て下さい。(←予約だけはお願いします)

無理やり、独立を促すようなことはいたしません。

 

ただ、お話を聞き、お考えの方向性についてメリット・デメリットのアドバイスをさせていただきます。

私が経験してきたこと、苦労して培ってきたこと、無鉄砲にぶつかって無駄が多かった失敗・・・

あなたが知りたいことをお話します。私と会うことで多くの情報が最短で集まることになります。

 

また、独立の決心が既についており、実行される方にたいしては、会社設立を含む必要な許認可をお手伝いできるばかりでなく、月ごとの経理業務をはじめ、ホームページの作成方法、軌道に乗られるまでのコンサルタントなど広範囲の業務をお助けすることができます。

 

うちの事務所は、完全間仕切りをしており、外部から入室してくる他者と顔を合わせることはありません。

あなたのご相談に対する守秘義務は守られます。

初回のご相談は無料です。

どうぞ、ご利用くださいませ。

運行管理者試験、お疲れ様でした

こんにちは。

平成23年運行管理者試験を受験されたみなさま、お疲れさまでした。

試験後、多くの方が当サイトにご訪問くださり、誠にありがとうございます。

今回の試験の総評につきましては、後日の時点でさせていただきたいと思いますが、

ご訪問くださった全ての方に改めてお礼を申し上げます。

 

大阪地区は、大人数の試験会場で独特の雰囲気に圧倒されましたか?

まずは、ゆっくり休んでくださいね。健闘されましたみなさま、本当にお疲れ様でした。

 

当サイトでは、運行管理者試験が難化する傾向について記事にしたこともございました。

やはり、試験の対策としてある程度の時間を割いていただく必要があると考えております。

一般常識問題もあると思いますが、文章読解力・判断力も必要なスキルとなっております。

 

どのような国家試験でも当てはまるのですが、最終的に基本に忠実に、反復継続を忍耐力を持って行っていただく必要がございます。これが合格への近道です。

 

運行管理者。お仕事も忙しいなか、熱心に勉強をされて、この資格を取られてどのような未来に繋げられていくのでしょうか?

就職・転職のため。

事業の発展のため。

自分のスキルを上げるため。

自己啓発のため。

 

資格試験は決して合格がゴールではありません。

でも、そこに至る道において真面目に重ねられて来られた努力は、素晴らしいものであるべきと考えています。

運行管理者資格も、一昔前には合格率80%以上であったと聞いております。

今の難易度からすると考えられないですね。

本年3月の時点で合格率30%強。つまり10人に7人は涙をのむ試験となっているのです。

甘くはありません。合格率が甘かったころの周囲の意見など耳を貸さないでくださいね。

相当な気合を持って、受験対策をきちんと行うしか合格できないのです。

 

解答速報などで、すでにご自身に合格の感触がある方。ワクワクして約1ヶ月をお過ごしくださいね。念のため、運行管理者試験対策センターの解答速報でもチェックしてください。

本年3月の実務問題では、解答が割れ変更になった予想もございましたので。

万が一、運が悪く今回の結果がそぐわなかった方も、どうか諦めないで来年の3月にまたチャレンジしてほしいと思います。ここで決着をつけましょう。1年に2回、試験があるのです。どこかで合格したら良いだけのことです。

物流会社の事業再生と事業再構築

残暑お見舞い申し上げます。 

この関西地区、猛暑が厳しいですね。みなさま、熱中症にはくれぐれもお気をつけて。 

私は忘れもしません。とある年末に1本のお電話が掛かってきました。 

親会社から許認可をとるように言われてるんだけど、資金が厳しい・・・ 

1年間、毎日、毎日、汗を流し、一生懸命お仕事をされている経営者様からのお電話でした。 

やっと、お正月休みとなり、ゆっくり考える時間ができたことでしょう。 

 

私の事務所に始めてお電話をくださるとき、どうしても勇気がいると思います。 

一度、お付き合いさせていただくと様子がわかっていただけるのですが、どうしても見ず知らずのインターネットでの出会いに抵抗を感じてしまわれる方は多いと思っています。 

お電話くださっただけでも、勇気がいったでしょうに。悩まずに一緒に考えましょう。お正月明けたら会いましょう、て約束しましたけど2度とご連絡はありませんでした。 

その後うまく、運営されていたら良いのですが・・・

 

どうしても、物流に関わる会社さまのことは人事には思えません。 

いきなり費用が発生することもありません。初回のご相談は無料です。 

多方向から、あなたにとって有益な手段を一緒に考えさせていただきます。

どうぞ、勇気を持ってご連絡くださいませ。 

守秘義務は守られます。 

 

物流に関わるみなさまの「人生は逆転できる」ことの一片をお手伝いできることは、私のライフワークだと思っていますよ。 

ご予約をお待ちしております。 

運行管理者試験対策ゼミ&セミナー終了

こんにちは、ご無沙汰しております。 

あっと言う間に1年もあと残すところ3分の1に近づいてまいりました。 

毎日、猛暑が続きますが、みなさま、ご体調にはくれぐれもご自愛くださいませ。 

もう少しでお盆休みとなられる会社さんも多いのでしょうか? 

物流業界におりますと、国際関連は税関が休まないですし、食品関連も活発な時期。 

まだ気が休まらない方も多いことでしょう。暑さが厳しくなりますと、どうしてもミスや事故が多くなります。ヒヤリ・ハットの法則ではございませんが、気を引き締めてお仕事にあたってくださいませ。

 

さて、この夏のイベントともうしましょうか?企画してきました予定も着々と終了してきております。 

(1)運行管理者試験対策ゼミ 

日常、どうしても固まったお時間がとれないお客様のため、日曜日約6時間コースを2日連続して行いました。うちの特徴は少数制です。会社さま単位でのお申込みがございました。 

メリットは、分からない箇所をその場で質問できる。時間帯に融通がきく。少数制なので、緊張感が持続する、自然とポイントを押さえることができるといったところでしょうか? 

参加くださる方は、やはりモチベーションが高いです。知識を習得しようとされる意欲が伝わってまいりました。 

 

(2)8月6日日本一の過激派中小企業コンサルタントの栢野 克己さんをお招きしてセミナーを開催いたしました。 

たくさんの方が参加くださり、感謝しております。 

はっきりと物をおっしゃるご講演で、向上心が高まったと多くの感想が寄せられました。 

昨日も参加者さまとお話する機会があったのですが、「もっと小難しいセミナーだと思って参加したら、非常に分かりやすく、楽しかった。」と言っていただけました。

社会人になるとわざわざどこかへ出掛けて行って、学ぶ機会も少なくなってまいります。 

でも、定期的に外部から知識を取り入れないことには、貴重な経営の気づき、や営業のヒントなどはなかなか得ることはできません。 

 

これから秋にかけて、近郊でもセミナーが多く開催されます。 

一度、どこかに出掛けてみられてはいかがでしょうか? 

栢野 克己さんのセミナーはお勧めいたしますよ。

自分に言い聞かせるところもございますが、日々成長、日々進化していきたいものですね。 

この場をご覧くださるみなさまのご商売の更なる発展を祈念しております。 

御盆休み目前・・・やや気持ちにゆとりができるでしょうか? 

お休みがとれる方は、どうぞ楽しく有意義な夏休みをお過ごしくださいね。 

物流会社における下請法

こんにちは。早いもので7月となっておりました。1年の半分が過ぎております。

今年の前半は、3月11日に起きました東北大震災、そして福島原発の事故。私たちにとっても、心に暗い影を落とした出来事です。被災された方には、今も心から御見舞い申し上げます。 

当事務所でも、わずかながら東北あしなが基金に寄付を続けさせていただいております。 

1日も早く復興をとげ、多くの人が安心して暮らせる社会に戻りますように・・・ 

そして、地震や原発の問題は決して他人事ではありません。困っている方を思いやる気持ちと日ごろの危機管理意識が重要になってまいります。 

危機管理意識・・・日常から避難経路の確認、安全な運行対策など安全会議を実施してみてくださいね。最低限の飲食料もお持ちになると安心だと思います。

 

さて、掲題にはいります。下請法というと、何となく資本金3億円以上の大会社が対象のようなイメージがあります。先日も、自社の取引が下請法の対象となるかご相談がありましたので、ご紹介いたします。 

この法律の目的は、下請取引の公正化・下請事業者の利益保護にあります。 

下請けという言葉は好ましくないと個人的には思います。貴社にとっての協力会社さんのことです。自社で賄いきれない業務に対する外注先さんのことです。

 

(1)対象者の定義 (関連のある部分のみ抜粋) 

物品の製造・修理委託及び政令で定める情報成果物作成・役務提供委託 

親事業者    ⇒    下請事業者 

資本金3億円超   ⇒   資本金3億円以下 

資本金1千万円超3億円以下   ⇒   資本金1千万円以下 

*この政令で定める役務提供委託に・・・運送・物品の倉庫における保管などが含まれます。広く梱包業務なども含まれると解されます。

 

(2)親事業者の義務 

①書面の交付義務 

②書面の作成・保存義務 

③下請代金の支払期日を定める義務 

④遅延利息の支払義務 

 

(3)親事業者の禁止事項 

①受領拒否の禁止 

②下請代金の支払遅延の禁止 

③下請代金の減額の禁止 

④返品の禁止 

⑤買いたたきの禁止 

⑥購入・利用強制の禁止 

⑦報復措置の禁止 

⑧有償支給原材料等の対価の早期決済の禁止 

⑨割引困難な手形の交付の禁止 

⑩不当な経済上の利益の提供要請の禁止 

⑪不当な給付内容の変更・やり直しの禁止 

が定められております。資本金1千万円が基準となることもありますので、十分に自社のお取引をご確認くださいね。 

 

蒸し暑い日々が続きます。ご体調には十分にお気をつけてお過ごしください。また、運送業界に関係する私たちは、節電の協力→アイドリングの防止の徹底でご協力いたしましょう。 

では、今日もご安全に♪ 

事務所の空気

こんにちは~今日は、再度登場です。次のご相談者さまがお見えになるまでもうちょっと時間がとれそうです。記事を書くことがのってまいりました(笑)もう少し、お付き合いくださいませ。 

私の拙い経験ですが、「与信の判断」について書いてみたいと思います。私の記事は多くの物流に関わる方が、熱心に読んでくださっています。誰かに聞けそうで聞けないお客さんの与信判断についてどのようにしたら良いか?生の情報を提供します。

まず、与信の判断をされる事態が起きた場面では、すでにお客さんが期日どおり支払をしてくれなかった実態が起きています。これは、つらい。せっかくお仕事を一生懸命してきて約束を守って貰えない。取引を撤退したほうが良いのだろうか?いや、他のライバル会社もまだ取引をしているし、どうしたら良いのだろう、と悩まれる経営者さんも多いです。 

結論を先に申し上げます。早く回収してください。これは最優先課題です。

事務所のドアを開けると「空気」で経営状態がわかる、という人がいます。羨ましいですね。正直、私もわかりません。達人の領域なのでしょうか? 

ただ、分かることがあります。それは、その事務所が整理整頓清掃ができているか?事業のやる気は、清潔感に現れます。事務所の建設物の新旧はあまり関係がないと思います。

事業の末期症状の会社におとずれたことがありました。その会社さんの応接場所には、周囲に社長さんが読まれているであろう本が、山高々に積まれておりました。山が崩れないばかりにたくさんあるのです。私は、なんて勉強熱心な社長さんだろうとは思いませんでした。どうやって、この本の山から必要な情報を取り出すことが出来るのだろう、と不思議に感じました。 

つまり、お仕事モードになってはいなかったのです。これは、誰でも気をつけて観察していると分かることだと思います。

次に社長さんとの面談。私の経験のパターンですので、ご自身で判断いただきたいのですが、たとえ、与信に問題がある会社でも、社長さんは哲学的な人格者が多いと思っています。何だか難しい話を延々とされます。社長さんのプライドを傷つけてはいけないと考えてしまいます。でも私のなかの注意信号が点滅する瞬間、それは、目の前の社長さんが先の未来のとんでもない儲け話を語り始めたときです。どこどこ政府と自分はつながりがあるので、もうすぐこんなすごい話が成就するから、入金をしばらく待て、といった具合です。当時の私は、そんないいお話があるのなら、今すぐお支払ください、と申し上げました。そして自分の分は、無事に回収いたしました。

これらのことは本当に未熟な事例のご紹介なんですが、私の少ない経験のなかの共通パターンなのです。支払っていただけない事態となった場合、取引を停止してでも回収するかどうか、判断が必要となります。すぐに、話し合いの場を持たれることです。1日ですまなかった時は何度も訪問する必要もでてまいります。

どちらにしても、エネルギーがいる話ですね。当事務所から内容証明を送ることもできますが、できれば最後の手段にしたいですね。分割払いなど、任意でお約束を取り付けたときは、絶対、書面に残しておいてくださいね。メールでのやり取りも、裁判という場面では証拠のひとつとなりますが、両者捺印の書面のほうが確実です。当事務所でも、さまざまなご相談を承っております。もしも、孤独に悩まれている方がいらしたら、お問合せくださいね。必要に応じて、他士業ネットワークもご紹介いたしますよ。 

リピート率を上げる方法

こんにちは。梅雨時でムシムシした気候ですが、気分は晴天でご安全にお過ごしくださいね。 

今日は、顧客からのリピート率を高める方法について書いてみたいと思います。 

あ、お陰さまで当事務所もお客様からリピートオーダーをたくさんいただき、日々感謝しております。この場をお借りして、厚くお礼申し上げます。いつもありがとうございます。

 

さて、本題です。予め、申し上げておきますが私の業務の兼ね合いもあり、なかなか日記を掲載できる機会も少ないです。よって、よくあるパターンで、話の核心に迫ったとき、では、次回お楽しみに・・・なんて、引き伸ばしたり致しません(笑)
ただでさえも、お忙しい読者さまがわざわざ記事を読んでくださっています。必要な情報は、ただちにその場で知りたいお気持ちを優先いたしますね。違う論点は、別の機会に書きますので、もう少し知りたい、聞いてみたいことがありましたら、御手数ですがご一報ください。
会社さまによって、事案が違ってくるケースもありますので、個別のご相談とさせていただきます。本題は物流に関わる会社さま向けとなっておりますこともご了承ください。

 

お客様からのリピート率を上げるには、(1)直ちにできることと、(2)中長期的に仕組む必要があることとに分かれます。アプローチ方法は違います。 

(1)直ちにできること 

それは、今、お客さまに要望されていることに付加価値をつけることです。付加価値をつけることは何も安価な価格を提供することばかりではありません。まず、決心してください。 

この荷主さんと自分は共栄共存で繁栄させていただくのだと←この気持ちは以外と重要です。 

ですから、ご要望が来たら、基本的に出来るご協力は、ギブアンドテイクじゃなくて、ギブ、ギブ、ギブです。ギブすることは、情報であったりノウハウであっても良いのです。

 

例えば、見積もり依頼が来たとします。どこからどこまでこの条件でいくら、と書きます。これは、誰でもやる普通のことです。
この1枚の見積もり回答に、他社以上に情報の部分を盛り込んでください。
チャーターいくらでも、混載したらいくらですみます。
ここは、時間指定が厳しく、待機時間も長くかかるので、いくらですが、帰り荷を同時にいただけたら、いくらに削減できます。
この荷物の安全な梱包はこうされたらいかがでしょう。
発着地の情報はこのような傾向にありますが、うちは慣れていますので、このようにして作業し安全です。情報はいくらでもあります。
また、見積もり書などの文面で残したくない場合は、今から見積もりを流そうと思いますが、とわざわざ電話をして、口頭で伝えるという方法もあります。

 

付加価値力を上げる。どうしたら、うちの会社がライバル会社を抜いてお客様にとって上位にあがることができるのか?自社の強みを是非考えてみてくださいね。 

最近は、インターネットも普及し、見積もり提出の時間も短くなっております。2日以上、依頼から 間を置かないことも重要です。余力があれば、見積もりを持参してお客さまのニーズに接近することも有効だと思います。

 

(2)中・長期的に仕組むこと 

まずは、ドライバーさん。
一番、お客さまに近いところで会社の看板を背負われております。
みなさんは、本当に汗を流されています。
私もドライバーさんは大好きです。
この日記を読まれている会社さまは大丈夫かと思いますが、敢えて申しますと、荷主から好感度の持てる振る舞いの徹底です。
安全に、元気に過ごされること。挨拶もうまくされること。動作に無駄がないこと。
ドライバーさんだけではなく、事務所内も徹底できるようにしたいものです。
クレーム撲滅は必須アイテムですし、お客さまは業務を依頼するときにやはり明るいトーンの応対のほうを選びます。
電話なのに、頭を下げて応対される方もいらっしゃいますが、私は異をとなえません。
電話のすぐそばに鏡を置かれる方もいらっしゃいます。
電話であっても笑顔な対応を事務所内外に浸透させてください。

 

当たり前だけどまず基本的な大切なことです。ドライバーさんの健康チェックをされる運行管理者さんもご一緒に取り組んでいただけたらと思います。

そして、やはり会社さまの価値を高めていくことです。莫大な資本投下をこのご時勢する必要は 

あまりないと思いますが、必要な許認可の取得は価値の向上につながります。 

会社の価値を高める、ことは今の事業をよく吟味し、できるならそれを広げ、奥行きを模索することにあります。 

事業の奥行きは意外なところに存在する気がしますが、普段に気がつかないだけなのです。 

どんなサービスをうちができたら、荷主さまにとって手配をワン・クッション減らすことができるのか?荷主さまが手配をひとつ減らすことができたら、納期的な風通しもよくなり、面倒くさい作業を負担してあげることができます。そしてこちらは売上アップに連結しております。 

これも、会社の付加価値を高めることにつながりますね。 

 

参考になりましたでしょうか?もっと聞いてみたいことがある方は、初回のご相談は無料ですのでご連絡くださいね。 

意識を向上させる

こんにちは。ご無沙汰しておりました。 

今日は、意識の向上というテーマで最近思うことなどお伝えさせていただきますね。 

会社の営業力をつけるにしても、会社の価値を上げるにしてもまず行われなければならないことは「意識の向上」です。 

これは、経営者様だけが向上しても意味をなしません。少なくとも、会社の営業、事務に関わる方においても必要なことです。 

どこかで聞いたことがありますが、創業した当時の従業員さんが長年残ることは少ない、とあります。
なぜなら、起業された社長さまは、人脈の構築、経営の勉強など熱心にされてどんどん成長をとげていかれます。
猛烈に成長されることを願っておられますので、セミナーや勉強会にも参加され、考え方のレベルも上がっていかれます。
ところが、残った従業員さんは、旧態以前のままでおられるのです。
その結果、「社長は変わってしまった。以前の社長とは違うので、ついていけない。」などということになるのです。 

では、どうしたら良いのでしょうか? 

それは、その従業員さんもうまく巻き込んでしまうのです。 

いわゆる「モチベーションアップ」を無理やりではなく、自然として貰うムードの構築です。 

例えば、Gマークを取得したいと考えます。Gマークの要件はご存知の通り、広範囲に及びます。 

これは、経営者さまとしてやること、ドライバーさんがやること、それを管理する方がやること、全部意味合いが違ってきますね。
ひとつずつ、確認作業を実態として行っていくと、ゴールが見え出した辺りから、社内のムードが全然変わってまいりますよ。 

 

私もお手伝いをさせていただいていますが、その事業所にお邪魔した空気からして違ってまいります。 

最初は、何だか面倒くさいことを言ってくる人~みたいな感じは否めません(笑) 

これが、ひとつひとつ納得されて要件を積み重ねられるうちに、自社の強みに自信を持たれていくのです。 

「あともう少し頑張ります。」と言っていただけるころには、本当は私などもう必要ないのでしょうが・・・最後までピタリとおそばを離れませんよ。 

 

今日も、国内物流から海外物流へと営業を広げるご相談に来てくださる方もいらっしゃいます。 

意識が向上されるとじっとしていられません。「貿易の基礎知識を教えてください。」とご連絡がありました。もちろん、喜んでやらせていただきます。事務所にご予約されてきていただく分には無料です。社内で研修目的で、セミナーをやらせていただく場合には若干費用をいただいております。その会社さまに合ったレジュメの作成に相当な時間も掛けていますので、ご理解くださいませ。 

 

あと、お知らせは「運行管理者試験対策」についてです。現在、顧問又は、有料で業務をさせていただいている会社さまには、7月の日曜日枠にて、当事務所で運行管理者試験対策講座を無料でさせていただくことになっております。どうしても合格していただきたいと思い、会社さま単位のマンツーマン方式でさせていただくことになりました。 

※現在、運行管理者試験対策講座は行っておりません。

これで7月枠は満席となり終了いたしました。 

ただ、当サイトにてご案内したこともあり、少し、8月枠をとる考えもあります。 

6月20日を目処に締め切り致しますので、ご関心のある方はご連絡くださいませ。 

7月31日午前10時半から午後4時ごろまで8月7日午前10時半から午後4時間まで 

2日間で1万5千円です。 

何分狭い事務所でやっておりますので、定員に達した場合も締め切りさせていただきますのでご了承くださいませ。 

この試験は受験資格が必要です。交通事故対策機構の基礎講習を受けていただくか、実務経験1年間が最低条件です。 

ちなみに、基礎講習の前期の募集は関西地区は全て定員に達した様子です。 

次回の募集は後期分となり、9月15日に発表となりますから、必要な方はチェックしておいてくださいね。 

私は、物流業界に関わるみなさまと交流を深めたいと考えています。 

8月6日には、異業種セミナーとして「小さな会社儲けのルール」の著者としても有名な「栢野 克己」さんをお招きします。セミナーに参加したからといってすぐに人脈構築につながることは少ないのですが、今回も参加者さま全員に自己PRしていただく冊子もご用意しております。 

①意識向上として得るものが多い②人脈がたくさんできる③気楽で楽しい 

といったメリットを提供できるように、多くの仕組みをご準備しております。 

 

こちらもどうぞよろしくお願い致します。 

意識の向上、難しく考えないで、まずはやろうと決心するところから、すぐに始めてみることです。 

いつでも、私に会いに来てくださいね。 

今年のGマーク申請

GW前半も5月に突入致しましたが、生憎の雨模様です。日常お忙しいみなさまにとっては、ゆっくりした時間をお持ちのことと思います。
たまには、お仕事のことを忘れてのんびりされるのもよろしいかと思います。
家族サービスで大変ですか?(笑)
お仕事をされるうえでご家族の協力を得るのは必要なこと。
ここはひとつ、サービスも頑張りましょうね。 

 

さて、例年Gマークの申請案内は、4月の第4週目あたりに配布可能となっておりました。 

今年は、5月16日からです。トラック協会の方に聞いてみたんですが、東北大震災の影響で印刷するところに影響があったらしいのですよ。止む無く、遅めの配布予定となっております。 

ですが、ご準備はそろそろ始めてくださいませ。急に自社の資料を整えるのは以外と大変です。 

Gマークの申請資格要件は 

①事業開始後(運輸開始後)3年を経過していること(申請基準日はその年の7月1日) 

②配置する事業用自動車の数が5両以上であること 

③虚偽の申請、その他不正な手段等により申請の却下又は評価の取消を受けた事業所にあっては、当該却下又は取り消しに係る申請年度後2事業年度を経過していること。 

不正申請等により認定の取り消しを受けた事業所にあっては、取消後2年を経過していること。 

④認定証、認定マーク及び認定ステッカー等の偽造もしくは変造又は不正な使用により是正勧告を受けた事業所にあっては、当該是正勧告の履行状況が確認され、及び偽変造等に係る認定証等の提出を受けた日後3年を経過していること。 

 

私もGマーク取得の支援を行っております。意識の高い会社さまに絞って、限定して行っております。 

荷主さまによっては、Gマークとグリーン経営の取得はISOと同様に、貴社の評価の加点に繋がっています。 

 

初回のご相談は無料ですが、既に数社さまからご依頼をいただいております。 

品質を下げずに、しっかり支援させていただくため、ご相談が多数となりました場合には締め切らせていただきます。 

予め、ご了承くださいませ。

平成23年度第1回運行管理者試験について

今日は、関西も生憎の雨となっています。
珍しく終日、事務所に引きこもっています。
夕方から某会議に出席です。
東北大震災後も、大きな余震が続いておりますね。
地球全体でみると小さな日本列島ですが、どこにいても地震の心配をせねばいけません。
運行管理者試験の実務でも出題されたことがございます。
(1)大地震時の運転・・・速度を落とし、急ハンドル・急ブレーキを避け、安全な方法で道路の左側に停車させる。
(2)自動車を置いて避難する場合・・・基本は道路外に自動車を移動する。やむを得ず、道路上に置いて避難するときは、道路の左側に寄せて駐車し、エンジンを止め、エンジンキーはつけた状態で窓をしめ、ドアロックをしない。 

 

もしも、問題で、(2)について、エンジンキーを外し、ドアをロックして避難すると問われたら、間違いですよ。
問題には、基本知識を押さえて自分でアレンジをしたり、経験則を加味したりせずに、素直にそのまま答えを出すことが必要です。
泥棒に入られたら困るから、ドアはロックするのが常識だとついつい思ってしまいますが、感情をいれずにご解答くださいね。 

 

さて、本年度第1回目の運行管理士試験の案内が発表されております。 

試験日は、平成23年8月28日(日)で、受験申請書の配布(販売1部1,000円)は、平成23年5月27日から6月17日にて運行管理者試験センター試験事務センターで扱います。出願期間は①受験申込書によるものは、平成23年5月27日から6月17日(当日の消印有効)まで②インターネットによるものは、平成23年5月27日午前9時から6月6日午後8時までとなっております。 

 

受験資格は、①試験日の前日において、自動車運送業(軽自動車運送事業を除く)の用に供する事業用自動車等の運行管理に関し、1年以上の実務経験を有する方②独立行政法人自動車事故対策機構において、平成7年4月1日以降の「基礎講習」を修了された方の2通りです。 

 

上記の自動車事故対策機構による「基礎講習」は、運行管理者の受験資格をとることができる講習を行われている団体です。 

 

運行管理者の試験の申し込みとは全く別物で、別々に行わなくてはいけませんのでご注意ください。 

また、この「基礎講習」は最近、定員がすぐに埋まるほどの人気の講習でもあります。ご予定が決まっているかたは、御早めにお申込みされておくことをお勧めいたします。 

受講で選べる日程、地域場所にもご検討くださいませ。 

 

もう8月の話かと思いますが、意識の高い方は情報をチェックし、対策を考えていらっしゃいますよ。受験される方は早めにご予定くださいね。 

平成22年度第2回運行管理者試験(貨物)について

本日、平成22年度第2回運行管理者試験の合格発表がありました。 

貨物分野につきまして、総評をしていきたいと思います。 

受験者は、47都道府県にまたがり、申込者総数は24,295人 

合格者は、8,200人。合格率33.8% 

 

合格基準は、 

(1)総得点が満点の60%(30問中18問)以上であること 

(2)次の①~④の出題分野ごとに正解が1問以上であり、⑤については正解が2問以上であること 

①貨物自動車運送事業法 

②道路運送車両法 

③道路交通法 

④労働基準法 

⑤その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 

 

実は、私も今回の試験を受験してみました。 

結果は辛くも合格いたしました。楽々では決してありませんでした。 

12月に基礎講習を終了して、本格的に勉強をしたのは2月に入ってからでした。 

感想は、試験センターから難易度を上げる旨予告があってから2回目の試験となりましたが、 

甘くはないと感じました。現場で絶対的に必要とされる人向けの資格であるにも関わらず、間違いなくふるいに掛けられております。 

合格率の予想もしていたのですが、私の予想より合格者が多かったように思います。 

おそらく、試験対策にお時間を取られた方と、取ることが出来なかった方の差がでたのだと思います。 

しっかりと空き時間を確保され、受験のためにお時間を掛ける必要があると思いました。 

また、上記の五つの分野を満遍なく対策される必要がありますが、実務対策を重視しなくてはいけませんでした。 

今回の実務問題は、過去問より非常に解答がしにくい構成となっておりました。 

なぜならば、全てがいわゆる個数問題だったからです。 

一つの肢を選ぶだけではなく、4肢全てを注意深く判断し、正解をださないといけませんでした。(計算問題を除く) 

この7問中の2問を確保しなければ、不合格の足きりにかかります。 

文章理解の力も今後さらに必要とされてくると思われます。 

難化する運行管理者試験ですが、努力すれば報われる試験だと思います。 

これからのあり方

随分、ご無沙汰しております。 

3月度年度末を迎えるみなさまにとっても、気忙しい月ではなかったでしょうか? 

当事務所も通常業務以外に、陸運局における相談窓口にて行政協力のご依頼があったりと多忙化しておりました。 

3月だからというわけではありませんが、出会いと別れに重みを感じます。 

私どもにとって、許認可終了後に出会うお客様の笑顔は、何にも変えがたい喜びです。 

そこに至るために、全力投球で向かっているのも事実なのです。 

が、ひとつひとつ終わってお客様の後姿をお送りするときには、何だか淋しいですね。 

どうぞ、ご商売が繁盛されてまたご縁がありますように、と見送っております。 

 

さて、悪夢のような東北・関東大震災から20日が経とうとしています。 

日を重ねるごとに遅々として進まない原発の問題や、想像できないほどの被害の復旧、多くの被災者のみなさん、まだ十分に物資が行き渡らない現状、確実に予想できない計画停電・・・ 

心が沈み、不安感が増して来られている方も多いと思います。 

震災から約1週間ぐらいの頃、これからどうあるべきでしょうか?というご質問には私はこう答えておりました。 

出来る程度の寄付・援助活動を行い、今の生活にしっかり軸を持たれてください。家族や身の周りの方を大切に・・・ 

今もこの言葉に訂正するところはございません。 

しかしながら、今の時点でもう少し未来を考えた場合に、付け加えたいことがございます。 

なぜなら、震災の影響は長期化し、経済に対する影響はもう少し先にでてくると思うからです。 

おそらく、復旧費用として税金は上がってくるでしょう。これだけ食料品を含めた生活用品の流通が滞りますと、物価も上がってくるでしょう。そのために、今度は消費者による消費低迷も起こるかもしれません。多くの製品の部分品や、加工製品の生産拠点は東北にありました。震災前のようには、同じ物を入手することは当面難しいと思います。東北だけではありません。関東も計画停電により、電気を使った機械の稼動に困難を来たしております。 

私たち、日本人にとって超えなければいけない苦難が待ち受けていると思うのです。 

では、何を付け加えたいと思っているかのことですが・・・ 

無事に営業活動されている、会社さまのあり方についてです。特に中小企業さまに対してです。 

今こそ、強固な経営基盤を作らなければならないと考えております。 

出来るならば、会社として活動範囲を広げること。そのために大きな経費を掛けないこと。 

などをご提案しております。 

 

物流会社さまには、出来る業務を増やし、必要な許認可を取られて営業拡大を図られることをご一緒に考えさせていただいております。 

Gマークの取得を検討されているならば、今年は是非に申請を御考えください。 

新規業務にご必要な許認可は、必ず他社との差別化に繋がります。 

ご多忙のため、特殊車両通行許可をまだご取得でない会社さまも今のうちに取得をご検討ください。 

今一度、自社で出来そうな業務を増やすこと。強靭な営業体質に変革されること。そのために予算外の経費はかけないこと。 

会社さまとして直接震災の復興に関係ないと思われるかもしれませんが、このような活動が究極的に日本の経済を支える原動力となると思われます。 

当事務所もお悩みの会社さまに対して、無料相談を行っております。 

お気軽に御問合せくださいませ。 

 

1日も早く全てのみなさまに安全と平安がおとずれますように、祈っております。 

いまを生きる

東北・関東大震災で被災されたみなさまに心から御見舞い申し上げます。 

そしてお亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。 

1日がこれほど重い単位であるとは、今まで気がつかないほどでした。 

先週は、1日1日が重くのしかかるような感覚に襲われた方も多かったのではないでしょうか? 

夜がやってくると、早く明けて救助を、明かりをと願いました。雪がふると被災地で避難されていて石油が足りていないみなさまのご苦労を憂いました。 

自らを省みず懸命に救助に、復興にと力を注いでくださっている多くのみなさまに感謝の気持ちとご無事をお祈りせずにはいられません。 

大阪からも救援物資をトラックで運んでいかれる様子がテレビで映し出されております。 

物流は大切なお仕事だと改めて思いました。遠方で被災されている方の命を助けるため、物資を積み込み、緊張されたお顔で出発される様子を見ておりますと、このお仕事を誇りに思いました。映し出されるトラックの後姿に向かって、どうかご安全に帰ってきてくださいと祈ってしまいました。 

また先週は、東京方面でも計画停電となりました。不安になられた方も多いと思います。でもたくさんの物流に携わるみなさんは、会社に出勤されておりました。ガソリン不足で手配が困難な配送も、荷主さんのために懸命にあたっておりました。「余震が大きくて眠れないよ。昨日はジャンバー着たまま過ごしたんだよ。」と言いながらもお仕事を続けておりました。日中、会社にでていると身の回りの食料品など調達できません。夜にスーパーやコンビニを覗いても、既に品薄で買いたいものは残っておりません。それでも、みなさんお仕事をしておりました。 

かつての元首相が言っていましたね。「美しい国、日本」 

被災して目に見える景色は面影を留めておりません。たくさんの物的な不足も起きております。しかしながら、そこにある多くの人の心は本当に美しいと思います。 

いまを生きるわたしたちにできること。それを精一杯、頑張ってみましょうね。 

今はそれが良いのだと思います。 

当たり前なことですが、 

①できる募金・支援に協力をする 

②節エネルギーをする。余分な買い込みは行わない 

③安全管理を強化したり見直しをする 

④そして自分の仕事をしっかり行う。役目を果たす 

などでしょうか? 

 

当事務所でも、お役にたてることをしっかり果たしていきたいと考えております。 

みなさま、ご安全に。1日も早く平安な日が訪れますように。

勝ち組と負け組

先日、とある物流会社さんと話をしていました。そこでふと気になる言葉がでてまいりました。 

「最近は、勝ち組と負け組がはっきりしているでしょ?勝ち組が動き出したら、もう勝負は終わっているでしょ?」 

ふむふむ、言葉のニュアンスはわかります。が、私は、勝ち組、まして負け組なんて言葉は嫌いです。では、何を持ってこのような区別が生じるのでしょうか? 

少し、考えてみました。例えば、この区別とは 

(1)大きく利益を伸ばしているか、否か。 

(2)巨大な設備投資資金があるか、否か。 

(3)会社内に多人数の営業チームがあるか、否か。 

(4)社歴が長いか、否か。 

(5)顧客数又は、業務数が多いか、否か。 

(6)会社の規模が大きいか、否か。 

ちょっと考えるだけで、これぐらいのことが出てきましたが、みなさんはいかが御考えでしょうか? 

私は、大企業と小さな会社とは、運営方法が全く違うと思っています。 

確かに大企業は、情報入手量も多く営業面でも有利だと思いますが、その反面、社会的な責任を多大に負い、毎月の経費も莫大なものとなります。小さな会社と同じ運営方法ではないはずです。 

だからといって、小さな会社にチャンスはないでしょうか?絶対にそんなことはありません。この会社は、いままで一生懸命に顧客との信用を最優先に取り組み、ひたすら真面目に面倒くさいことを我慢強くやってこられたのです。 

この会社さんならではの持ち味、良さということが必ず存在します。流してこられた汗は尊敬に値します。上記の概念など、計る物差しを変えれば見方も変わります。 

(1)顧客満足度を最優先に行動できているか、否か。 

(2)どれほど、誠実に仕事に取り組めているか、否か。 

(3)この仕事を好きで頑張ってきたか、否か。 

(4)クレームにならないように特別の配慮を持って、日々仕事をしているか、否か。 

(5)安全、無事故の管理ができているか、否か。 

(6)社内の和を重視し活動できているか、否か。 

 

小さな会社は、少しの気づきで大きく発展できる柔軟性を兼ね備えています。この部分では他社に負けないことをお持ちなら、そこは十分に勝ち組です。小さな必勝、成功体験を積み重ねてください。 

 

エルシー行政書士事務所では、小さな物流会社さまを応援しております。 

お気軽に御問合せくださいませ。 

今月もベンツが買えますね

人生で忘れも出来ない言葉のひとつを、かつて物流会社のサラリーマン時代に当時の財務役員に言われたことがあります。

何年も昔の話ですが、まだまだ若輩者だった私は、社長から「支店の運営を見てくれるだけでいいから。」と言われて責任職に就いたばかりでした。
私はこの言葉をどのような場面で言われたかと申しますと、ちょうど今ぐらいのころ、春先の月始めと記憶しています。

本社から電話が掛かってきたのです。
前月の月次資料が出来たころだったのです。支店も設立して浅く、運営どころか、業務体制も不安定なものでした。
体制が不安定だと入退職者も多く、入れ替わりが激しいものです。
わたしは、悪環境のなか、日々をこなしているのがやっとのことだったのです。
当然、支店も赤字なのは知ってはいましたが、赤字の資料もあまりじっくり見たいものではなく、脇にのけていたと思います。 

財務役員さんから笑いながら言われました。「今月もベンツが買えるぐらいの赤字ですね。どうしてくれるんですか?」 

前任者の運営の責任を、若輩者の私はそれを引き継いだ自分のことと認識していなかったのです。あまりにも悔しい。思えば、ここからがリベンジの始まりでした。何が何でも見返してやるんだ。負け犬のまま、終わりたくない。 

3年掛かりました。赤⇒黒にするのに。いろいろ試行錯誤もしました。月に1回、会議の出席のため東京に出向いていたのですが、他の支店の業績発表のなか下をむくしかなく、早く終われば良いのに、と願っていた日々の連続。赤字支店に対する他店の冷たい対応。 

今から思うと若輩者だった私は、何にも分かっていなかったのですね。マーケティングのこと、営業戦略の重要性、弱者の戦い方、あるべき姿、方向性・・・ 

褒められることがあるとすれば、忍耐強かったことぐらいです。よく途中で投げ出さずに持ちこたえたと思います。 

だから物流に携わるあなたにも伝えたいのです。夢を諦めないかぎり、何とかなる、と。今、赤字だからということは、切実な問題ではあります。わたしの経験は100%あなたには当てはまらないかもしれません。

でも、あなたの思いは理解できます。ありのまま、御話ください。御話の最後の最後にでてきたあなたの本音をわたしは落としません。

何もやらないより、これからの行動プランをご一緒に検討いたしましょう。
ご相談くださる方はわたしと同じご苦労はしなくて良い、と心から考えています。 

どうぞ、当事務所の無料相談をご活用ください。 

古物営業法施行規則の改定

古物商が買受けを行う際の本人確認義務等が強化されます。 

改正前は、古物商は、対価の総額が1万円未満の商品を買い受ける場合には、オートバイやゲームソフトを除いて取引の相手方の確認や帳簿等への記載をしなくてもよい、とされておりました。 

改正後は、書籍やCD・DVD等についても、値段に関わらず、相手方の確認や帳簿等への記載が求められることになります。 

総額1万円以上の買受については、今でも全ての商品について相手方の確認などが必要です。 

古物商に書籍やCD・DVD等を持ち込まれる方につきましては、値段にかかわらず、本人確認を求められることになりますので、身分証明書、運転免許証、保険証等をご持参ください。 

施行日は、平成23年4月1日からです。 

古本などをお売りになる際には、身分証明書のご持参をお忘れなきようお願い致します。 

サービス業?

行政書士業務もある意味サービス業ではないかと思っております。 

形のないものを書類におこして申請をする。申請が終わるとお客様には許認可という結果が残るかもしれません。でも、ご依頼をいただかないことには始まりません。 

物流に携わる場合も同様です。営業さんがお客様の立場に立って、親切に対応できている時は取引も安泰ですが、担当が替わったとたんお客さんが離れていってしまうケースがあります。 

日常のごあいさつもなく、ドライな対応をされると、「もうちょっと気をきかせてほしいなあ。」と思われたことはないでしょうか?丁寧な対応が求められるということは、サービス業に近いからとわたしは思っております。 

せっかく築き上げたご商売がこんなところから崩れていくのは、勿体無いですね。 

これから関係が始まろうとしているのに、自分から放棄するような対応も勿体無いですね。 

では、どう心掛けたら良いのでしょうか? 

それは、目の前の人を、仕事としてではなく、一人の人間として見ること。 

自分と同じように思い悩みながら、一生懸命に生きている一人の人間として見ること。 

相手のお立場を尊重する気持ちから仕事を始めるとうまくいく、と考えております。 

新規事業の作り方

新規事業を起こすということは、二つの状況が考えられます。一つ目は、現在事業されている会社の中で行う場合です。新事業部を立ち上げられたり、新しく社員さんを雇用されることで始まるケースもあります。もう一つは、会社を新しく作られて行われる場合です。 

 

どちらも全ての事例に当てはまる訳ではありませんが、できるだけ現在までのご経験に近い職域であることをお勧めいたします。 

 

仕入れ・販売先を強固に築かないといけないからと考えます。仕入れと売上がしっかりされているのであれば、後は運営の問題となってまいります。どれかが不安定であっても、時間を掛けて構築することは可能ですが、リスクは最小限に抑える必要がございます。 

 

リスクが少ないということであれば、会社を挙げて新しきことに取り組むことにメリットがでてきます。 

 

まず、社内のモチベーションが上がります。どういう効果かと申しますと中小企業にとって、人が最大の財産であります。従業員さんが勉強熱心になると社内の空気が変わります。お客様への応対も「はきはき」と活気がでてきます。なぜか会社事務所内も無駄が少なくなり、整理清掃が行われます。従業員さんにとっては、ひとつの目標達成のために必要な時間を使うことになり、自主的な「やる気」が起きてくるからです。社長さんが「右向け右」といちいちおっしゃらなくても、みなさん右を向いております。 

 

こう考えてみますと、難しい経営論を学習するより、「変化に対応するきっかけ」が何より必要なことかもわかりませんね。初期投資費用が掛かる「新規事業」を起こすことより、「新規部門」を立ち上げてみるほうが中小企業さまにとっては馴染むものかもしれません。もう一度申しますが、現在の職種にできるだけ近いところから何か構想されてみてはいかがでしょうか?今の業務の中で取り組めることがないか、是非お考えください。おそらく自社の「強み」の分析にも繋がります。 

 

プランはあるけどどうやって実行していったら良いか?セカンドオピニオンとして専門家の助言をご活用ください。当事務所でも初回のご相談は無料ですよ。 

交通事故発生時の措置

決して起こしてはいけないのが、交通事故ですね。平成22年の見通しでは、大阪府内における交通事故死亡者の数は、減少傾向にあったということです。死亡者の減少要因のひとつに、シートベルトの着用が徹底されてきたということがあるようです。 

 

ご存知だったでしょうか?シートベルトなしで手と足で支えることのできる重量は、体重の2~3倍程度が限界だそうです。交通事故となりますとその衝撃力は、速度に2乗されて大きくなり、重量にも比例して大きくなります。運行速度がでていますと、とても手と足だけで支えられる規模のものではないわけです。 

 

輸送中に万が一交通事故を起こしてしまった場合の措置は、まず、運転の停止次に負傷者の救護、道路における危険防止措置(2次災害を防ぐ措置)そして、警察への連絡という順序になります。 

 

自分の運転により交通事故を起こしてしまい人の死傷があった場合には、このような措置をしなかったときには、ひき逃げ事故となります。10年以下の懲役又は100万円以下の罰金という重い罪となってしまいます。 

 

起こしたくて事故を起こすような方はいらっしゃらないと思います。 

 

日常から過労運転を防止するための方法を、業務を振り返って考える必要があると思います。 

 

どうぞ、今日もこれからも安全運転でお願い致します。 

行政書士の仕事

行政書士って代書屋のことね、と言われる事があります。行政書士制度は、今年で60周年を迎えており、各会でさまざまなイベントが行われております。大阪会では、先日テレビCMを流しましたのでお気づきの方もいらしたかと思います。行政書士の歴史は古く、その職務の発祥は住民の「土地」や「戸籍」を毛筆で記載登録したとされております。が、それは昔の話で現在ではずいぶん様変わりをしているのも事実です。 

 

以前にも記事にしましたが、行政書士が職務として作る書類は約1万3千種類にも及ぶと言われております。そのため、行政書士事務所はそれぞれに専門分野を持つ傾向にあります。 

 

うちの事務所でいうと、専門は「物流」から広く派生しております。自動車関連は勿論のこと、運送業の各種許認可をはじめ、倉庫業の許可や会社設立も行っております。また「貿易」に強いのも特徴で、通関業の許可・化粧品の輸入許可も担当しております。 

 

行政書士にご依頼されるメリットは、日常業務がご多忙のなか、面倒な書類作成に煩わされることなく、(本業にご専念いただきながら)申請ができること。目標に向かって最短距離で進むことにあります。 

 

では、その目標って一体何を指すのでしょうか?私は、ケースによって異なると思いますが企業さまの事業の成功を応援することであったり、個人さまのご安心確保にあると思います。 

 

目標そのものが許認可に終わらないと考えます。関わるみなさまがうまく行きますように。だから、ご依頼くださるお客様はご不明な点があれば、何度でもご質問ください。また、例えば化粧品の輸入許可などご依頼くださるお客様は、通関手続きについてもご質問ください。うちの事務所の持っているサービスはフルにご活用くださることを希望しております。 

倉庫内での保税業務

自社の倉庫内の一部にて、他社に保税業務を運営して貰う計画があり、この他社も倉庫業の許可を貰えますか?というお問合せがあります。 

 

関税法第30条 

外国貨物は保税地域以外の場所に置くことができない(例外規定あり) 

 

関税法第42条 

保税蔵置場とは外国貨物の積卸し若しくは運搬をし、又はこれを置くことができる場所として政令で定めるところにより、税関長が許可したところをいう 

と定められています。 

 

上記のご質問に対する回答は「出来ません」となります。 

 

理由は①倉庫業の許可は、基本的に一建物、一許可である②保税蔵置場は、法令の規定により特別に許可された荷捌き場所という意味合いが強く、貨物保管を前提としていない 

 

これが役所の見解と言えます。 

 

また、外国貨物の取扱について法令遵守が要求されます。保税台帳や社内作業規定の整備だけに止まらず、コンプライアンスの日常チェック体制をしっかりとご構築くださいませ。 

異業種に学ぶ

今日から2月ですね。陰暦でいうと節分(今年ですと2月3日)を境に新年が明けるそうです。今年の事業計画などに向けてご準備をされたり、見直しをされるには絶好の機会かと思います。御忙しい日常ではあると思いますが一度、じっくり御時間を取られてみてはいかがでしょうか? 

 

さて、今日は少しお知らせです。当事務所では、不定期ではありますが勉強会を開催しております。先日は、お客が増えるプロダクションの村上透さんを札幌からお招きして、4つの業種から成功事例を勉強させていただきました。 

 

セミナーの副題は「なぜ、この会社は大不況下でもお客を増やし、利益改善を果たせるのか?」「自己流でお客と利益が増えるのは天才的な経営者。天才以外は事例に学ぶのが近道です。」というタイトルでした。 

 

実際、売上増加への悩みは経営者にとって深刻です。いままでの勝ちパターンが適用しなくなってきた。大手(強者)が進出、参入し、お客の数が減ってきた。商品やサービスに自信あるのに売上が伸びない。いろんな勉強をしているのに、いまひとつ効果がでない。などといった事態に直面したことがあると思います。異業種であっても同様の例がかなりあります。 

 

先日の勉強会の事例で申しますと、父親の会社が倒産し、挽回するぞ、と張り切って中古車ブローカーになったものの販売不振となったケース。どうせやるなら一位になりたいと御弁当やさんが来店型の仕組みを構築して3年で売上1.5倍にしたケース。小学校区6400世帯に競合4店舗から上得意客数を3倍に増やしたケーキ屋さんのケース。大型家電店との差別化をはかり5年で顧客を倍増させた街の電器屋さんのケース。 

 

彼らには、実は共通点があるのです。その一つをご紹介しますと、「売上づくり」では、ない。経営とは「お客づくり」ととらえ始めたことです。 

 

同業者のまねをしても二番煎じ。あえて他業種のやり方に学ぶ。まねをして失敗してもお客は減らない。だからこそ異業種の成功事例を学ぶ価値があると考えるのです。 

 

このセミナーが終了した後、私は初参加の方から感想をいただきました。 

 

「この勉強会はいいなあ。自分はあと3人ぐらい友人を誘いたい。次回はいつあるの?」と。 

 

大変ありがたい御話でした。 

 

ご好評につき、当事務所では更に勉強会の回数を増やしていくことに致しました。参加者の人数が多い(20名から50名)大きな勉強会の合間を縫って、少数制のミニ勉強会(8名から10名限定)を計画しています。 

 

内容は、前述のような①異業種成功事例の研究②物流ワンポイント勉強③金融機関との折衝方法の3本柱を予定しております。ご参加費用も極力抑え、参加しやすい日程にて大阪市内で行います。ご関心のある方は、当ホームページの御問合せからご連絡いただきますと、ご案内を送らせていただきます。 

 

不況のなか一生懸命お仕事をされている物流会社さんのヒントとなり、モチベーションアップに貢献できたら良いなあ、と考えています。どうぞ、お気軽にご連絡ください。

自転車事故について

あまりご存知ない方も多いと思いますが、私たち行政書士にはADR(裁判外紛争)における調停人という職務があります。問題点を解決したいが、裁判とは敷居が高い。費用も時間も多大に掛かる。まして、ご近所さん相手で後々付き合いがやり難い。出来れば、穏便に解決したい。などの理由により、裁判まで至らない事案であって限定事案につき、行政書士が御手伝いできるのです。(行政書士会ごとに法務大臣の認証が必要です)紛争や争いになれば当然に弁護士の助言が必要であることは言うまでもないのですが、あくまで当事者同士の自主解決援助という視点に立っております。その事案とは 

①外国人の職場環境、教育環境に関する紛争 

②自転車事故に関する紛争 

③愛護動物(ペットその他の動物)に関する紛争 

④居住用賃貸物件に関する敷金返還または現所回復に関する紛争 

ところが、大阪では法務大臣の認証まで至っておらず総合紛争解決センターに入って活動しているのが現状です。 

今日は、その事案の一つでもある自転車事故について検証してみたいと思います。 

自転車は、道路交通法上の軽車両に分類されています。つまり、自転車も車両であり、有事には、道路交通法上の違法性を問われることになります。 

自転車による事故は、自動車事故と大きく異なる特徴を持っています。 

まず、運転免許がいらない。小学生・中学生といった年少者でも加害者になる。身近な乗り物でご近所さん同士での事故も多い。自賠責のような強制保険がない。人力でバランスを取って運転する乗り物である。 

エコという観点からも自転車は増加し、事故も増加傾向にありますが、大阪府も交通規則を近年改定していますので、ご紹介いたします。 

今まで危険と思われてきた行為が禁止となっています(大阪府道路交通規則平成20年12月1日施行) 

①携帯電話、スマートフォン、携帯型音楽プレーヤー、携帯ゲーム機等をしながら、自転車を運転することの禁止 

②大音量で音楽等を聴きながら自転車を運転する行為の禁止 

また、道路交通法改正に伴って自転車安全利用五則も定められています。 

1.自転車は、車道が原則、歩道は例外 

2.車道は左側を通行 

3.歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行 

4.安全ルールを守る 

ー飲酒運転・二人乗り・並進の禁止 

ー夜間はライトを点灯 

ー交差点での信号遵守と一時停止・安全確認 

5.子供はヘルメットを着用 

自転車事故は、一旦起きてしまうと重症事故に発展するケースも多いです。人力で運転しているため、身体を防御するところがありません。自覚のない加速にて、衝撃の反動が予想以上に大きい点も事故の特徴といえます。 

自転車事故も自動車事故と同様に、事故となってしまうと加害者被害者の区別無く、悲惨な結果となってしまうのです。安全を願わずにはいられませんね。 

自転車事故の多発を防ぐためには、上記のような規則を浸透させることが必要だと思います。日常、歩道を歩いていても後ろから自転車にベルを鳴らされることもよくあります。また毎日のように、危ない運転の自転車を見かけますよね。 

自転車に対しての法令知識を深められ事故を起こさないようにどうぞ、安全に御気をつけください。

営業会議

会社の経営を維持発展させるために、予算会議というものがあります。また、予算達成度の進捗を図り、各種活動をサポートするために営業会議や企画会議などがあります。 

経験上申し上げると、物流会社の営業会議の運営はなかなか難しいように思います。まず、予算をたてるのに、前年対比で数字が作成されます。担当荷主特有の諸事情を盛り込むとどうも、目標から数字が下がってしまいます。これをカバーするには?新規顧客をとってきて、努力目標を積まなければ、とても上司を納得させることはできません。会議は、慣例通り取り仕切られ、自分の発言の順番を何が何でもクリアーしたい。既存荷主の物量が下がったのは、経済情勢の変動によるもので、自分には責任はない、と考えてしまいがちです。 

会社さんによって事情も違うと思いますが、会議が「マンネリ化」していませんか?目標数字と達成可能数字は、別物です。また、目標数字であっても、どのように行動してそこに行き着くことができるのか?たとえ、結果がでなくても、一人の営業さんが行った方法は他の人の経験値としていかされていけるように、「可視化」されているのかどうか?ご検証されてみてはいかがでしょうか? 

現在の営業方法は、デジタル型とアナログ型がありますが、「やっぱり物流の営業はアナログだよな。」とおっしゃる方も多いと思います。その通りです。ただ、ベテラン営業さんと新人営業さんで考え方や持ち味は大きく変わってきています。だからといって決してバリアを作ってはいけませんね。お互いの良きところを学びながら、融合していけたら会社にとってこれほど喜ばしいことはありません。 

そもそも社員全員一丸となって、この厳しい経済情勢に立ち向かっていかないことには不況という波を乗り越えられません。一人の営業さんが自分の出番を凌いでいるだけでは、進捗がないのも現実なのです。 

経験も必要です。新しい勉強も必要です。 

営業会議を単なる業績報告会とするのではなく、一度細部にわたって細かく練り直しその結果「何ができていて」「何が必要か?」を突き詰めてみてはいかがでしょうか? 

穴は深く掘れ、と言われます。 

穴を深く掘れば、自ずと穴の径は大きくなりますね。

異常気象時等における措置

本日は、この冬一番の冷え込みを観測したそうです。先日、山陰地方で大雪による車の足止めが発生したことはニュースなどで記憶に新しいところですね。何日も動かない車の中にいなくてはいけないことは、先の見通しが読めずさぞかし不安だったと思います。同時にコンビニエンスストア「ポプラ」さんが、配達できなくなったおにぎりを被災したみなさまにお配りになったこと、救われる思いが致しました。困ったときはお互い助け合いの精神で乗り越えていく、という基本的な心構えを教わったような気が致します。 

ところで、貨物自動車運送事業輸送安全規則第11条に異常気象時等における措置が明記してあります。 

貨物自動車運送事業者は異常気象その他の理由により輸送の安全の確保に支障を生じるおそれがあるときは、乗務員に対する適切な指示その他の輸送安全を確保するために必要な措置を講じなければならない。 

貨物自動車運送事業者としての義務として明記されています。日常業務において、対応マニュアルを定めることも有効ですし、ほとんどの会社さんは既にお持ちかもしれません。しかしながら、万が一という事態に機能しなくては、実効性が確保できないと思います。 

例えば、今回の山陰地方の事例に基づいて社内で安全会議など行ってみてはいかがでしょうか?あなたの会社にかかわりがあった場合、どのように行動するようになっていますか?
気象情報の変動を発信し、受信できる体制が整っていますか?
緊急指定ドライブインなど安全場所を確認していますか?
大雪やアイスバーンに備えた装備と安全性を具備していますか?
特に運行管理者の方は、乗務員に対して運行の中止、徐行運転、旅客や荷物の保護方法、など明確にご指示される必要がでてきます。これらのことを社内会議にて洗い出しを行い、マニュアルをリニューアルしてみることをご提案します。自社にとって最も使いやすい、社内の誰でも理解している内容・掲示方法になっているか是非ご検証ください。 

なぜなら運送事業にとって、何よりも優先されることは安全だからです。ひとたび、事故がおきますと多くの人が辛く悲しい立場に立たされます。安全対策に実効性のある手段を今一度見直していただきたいと思います。 

今日もみなさまの安全をお祈りいたします。

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